三役好転を逃さない!Claude Codeで一目均衡表の「買い場」を自動検知するロジック

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一目均衡表の「三役好転」は、多くの投資家が信頼を寄せる強力な買いサインです。しかし、数千もある銘柄の中から、このチャンスが巡ってきたものだけを毎日自分の目で探し出すのは、並大抵の努力ではありません。

そこで活用したいのが、自律型AIエージェントの「Claude Code」です。これまでの自動化ツールとは違い、AIと会話するだけで複雑な株価分析プログラムを組み上げ、あなたの代わりに24時間市場を監視してくれます。この記事では、プログラミングの知識がなくても、三役好転を自動で検知する仕組みを作る手順を分かりやすく解説します。

目次

なぜ三役好転の検知にClaude Codeが最適なのか?

投資のチャンスを掴むには、正確なデータとスピードが欠かせません。しかし、個人投資家にとって最大の壁は「時間の不足」です。Claude Codeを使えば、これまでの「チャートに張り付く生活」から解放され、より戦略的な判断に時間を使えるようになります。

まずは、なぜこのAIツールが投資の自動化において、他のツールよりも優れているのか、その理由を見ていきましょう。

毎日チャートを監視する手間をAIに丸投げできる

仕事中や就寝中であっても、AIが裏側で黙々と株価データをチェックしてくれます。これまでは、気になる銘柄を一つひとつ開き、一目均衡表を表示させて条件を確認するという作業が必要でした。

Claude Codeなら、指定した銘柄すべてを数秒でスキャンし、「今、条件を満たしたもの」だけを教えてくれます。例えば、ランチタイムにスマホを確認するだけで、その日の有望銘柄がリストアップされている状態を作れるのです。

難しい計算ロジックを自分でコード化する必要がない

一目均衡表の計算は、転換線や基準線、先行スパンなど、複数の数値を組み合わせるため、自分でプログラムを書くのは非常に骨が折れます。しかし、Claude Codeには「一目均衡表の三役好転を判定するコードを書いて」と伝えるだけで十分です。

AIが内部で正確な計算式を組み立て、株価取得から判定までの一連の流れを完成させてくれます。私たちがやるべきことは、数式を理解することではなく、AIに正しく目的を伝えることだけです。

エージェント型だから実行エラーも自力で修正してくれる

従来のツールだと、少し設定を間違えるだけで動かなくなり、挫折してしまうことがよくありました。Claude Codeが画期的なのは、エラーが起きた際に「何が原因か」を自分で考え、勝手に修正して再試行してくれる点です。

例えば、株価データの取得先が変わってエラーが出たとしても、AIが新しい取得方法を探してコードを書き換えてくれます。この「自律性」こそが、初心者でも自動化を継続できる最大の武器になります。

以下の表に、従来の手法とClaude Codeを使った手法の違いをまとめました。

比較項目手動チェック従来の自動ツールClaude Code
作業時間毎日数時間構築に数週間構築に数分
スキル忍耐力プログラミング知識AIへの指示力
エラー対応疲労による見落とし自力でコード修正AIが自動で修正
柔軟性低い設定変更が面倒会話で即変更

Claude Codeを動かすための準備を整える

自動検知の仕組みを作る前に、まずはAIが働ける「環境」を整える必要があります。難しい専門用語が出てくるかもしれませんが、手順通りに進めれば10分ほどで完了します。

ここでは、PCのセットアップからAPIの設定まで、スムーズに開始するための準備を整理しました。

AnthropicのAPIキーを取得して環境変数を設定する

Claude Codeを動かすには、開発元であるAnthropicから「APIキー」をもらう必要があります。公式サイトにログインし、自分専用のキーを発行してください。

取得したキーは、PCがいつでも使えるように設定しておきます。MacやLinuxならターミナルで以下のコマンドを実行してください。Windowsの場合は、システムの環境変数設定から登録しましょう。

export ANTHROPIC_API_KEY='あなたのAPIキー'

Node.jsをインストールしてターミナルから起動できるようにする

Claude CodeはNode.jsという環境で動きます。公式サイトから推奨版(LTS)をダウンロードし、インストールしてください。準備ができたら、以下のコマンドを入力して、Claude Code本体を導入します。

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

これで、あなたのターミナルに「Claude」という強力な助っ人が常駐することになります。

Pythonとyfinanceライブラリを準備しよう

株価データを実際に取得して計算するのは、Pythonという言語が得意です。ほとんどのPCには既に入っていますが、データの取得を簡単にするための「yfinance」という部品を追加しておきましょう。

以下のコマンドを一行打つだけで、準備は完了です。

pip install yfinance pandas

このように、いくつかの道具を揃えるだけで、あなたのPCは高度な株価分析マシンへと進化します。

一目均衡表「三役好転」の判定条件を整理する

プログラムを作る前に、AIに何を判定させるのかを正しく理解しておく必要があります。三役好転は、3つの条件が重なったときに成立する、非常に強い上昇の兆しです。

AIに指示を出す際の「チェックリスト」として、以下の要素を確認していきましょう。

転換線が基準線を上抜けているか?(第一の条件)

一目均衡表の基本となる2本の線の位置関係を確認します。短期的な勢いを示す「転換線」が、中期的な目安である「基準線」を下から上に突き抜ける状態です。

これは「均衡表の好転」と呼ばれ、相場の流れが上向きに変わったことを示す最初のサインとなります。

現在の株価が「雲」を完全に突破しているか?(第二の条件)

チャート上に表示される網掛けの部分(先行スパン)を「雲」と呼びます。この雲は抵抗帯としての役割を持っており、株価がこれを上抜けることは、重しが取れて軽くなったことを意味します。

厚い雲を抜ければ抜けるほど、その後の上昇力は強いと判断されることが多いです。

遅行スパンが26日前の価格を上回っているか?(第三の条件)

現在の株価を26日後ろにずらして表示したものが「遅行スパン」です。これが26日前の実際の株価を上抜けることで、三役好転の最後のピースが埋まります。

この3つの条件をすべて満たした状態は、非常に珍しく、それゆえに信頼度が高いと言われています。

以下のリストは、AIに指示する際に盛り込むべき判定ロジックのまとめです。

  • 転換線(9日平均)が基準線(26日平均)より上にある
  • 今日の終値が先行スパン1と2の両方より上にある
  • 今日の終値が26日前の終値より高い位置にある

実践!Claude Codeに検知スクリプトを作らせる

準備が整ったら、いよいよClaude Codeに指示を出して、分析プログラムを生成させます。ここでは、そのまま使えるプロンプト(指示文)の例を紹介します。

このステップでは、対話を通じてプログラムを形にしていく過程を体験できます。

ロジックを正確に伝えるための専用プロンプト例

ターミナルで claude と入力してAIを起動したら、以下の文章をコピーして貼り付けてみてください。

yfinanceを使って、指定した日本の銘柄(例:7203.T)の一目均衡表を計算し、三役好転が成立しているか判定するPythonスクリプトを作成してください。三役好転の条件は、1.転換線が基準線より上、2.株価が雲より上、3.遅行線が26日前の株価より上、とします。

これだけで、AIが背後でコードを書き始めます。

生成されたPythonコードの内容をClaudeに解説させる

コードができあがったら、「このコードのどこで雲の判定をしているの?」と聞いてみてください。AIは自分の書いたコードの仕組みを丁寧に説明してくれます。

例えば、先行スパンの計算式がどうなっているかを知ることで、自分なりにアレンジを加える際のヒントになります。ブラックボックスにせず、仕組みを理解しながら進めるのが上達の近道です。

銘柄コードを指定して実際に動くかテスト走行しよう

Claude Codeには、作成したコードをその場で実行させる機能もあります。「トヨタ自動車(7203.T)でテスト実行してみて」と指示しましょう。

実際の株価データを取得し、今の条件に合致しているかどうかが画面に表示されます。もし「ライブラリが足りない」といったエラーが出ても、AIが自動でインストールしてやり直してくれるので、見守っているだけで大丈夫です。

三役好転が発生した瞬間に自分へ通知する仕組み

検知できるようになったら、次は「結果をどう受け取るか」です。ターミナルをずっと眺めているわけにはいかないので、自分に知らせてくれる導線を作りましょう。

情報を逃さないための、いくつかの受け取り方を紹介します。

検知結果をターミナルに見やすく表示させる方法

単に「条件一致」と出すだけでなく、現在の価格や各線の数値も合わせて表示させると、判断がしやすくなります。Claudeに「結果を整理して、きれいな表形式で出力して」と頼んでみましょう。

見やすい画面があれば、わざわざ別のチャートアプリを開き直す手間が省けます。

SlackやLINEに結果を飛ばして外出先で確認する設定

本格的に運用するなら、チャットツールへの通知が便利です。例えば、LINE Notifyなどを使えば、三役好転を見つけた瞬間にスマホへメッセージを届けることができます。

「判定が真(True)だったら、このURLにメッセージを送って」という指示をプログラムに追加するだけで、あなた専用の通知ボットが完成します。

ログを保存して過去の検知精度を検証できるようにする

検知した結果をテキストファイルとして保存しておくことも重要です。後から「あのとき検知された銘柄は、その後どう動いたか」を見返すことで、自分の投資手法の答え合わせができます。

以下のように、AIにログ機能の追加を依頼しましょう。

  • 検知した日時、銘柄名、株価を記録する
  • detection_log.csv という名前で保存する
  • 新しい結果をどんどん追記していく設定にする

複数銘柄を一度にスキャンして効率を上げる

1銘柄ずつチェックするのは非効率です。あなたが気になっている銘柄リストを一気に読み込ませて、スクリーニング(絞り込み)を行いましょう。

ここでは、大量のデータを短時間で処理するためのテクニックを整理しました。

監視したい銘柄リスト(CSVやテキスト)を読み込ませる

あらかじめ「監視リスト」を作っておき、それをプログラムに読み込ませます。例えば、自分が保有している銘柄や、注目しているセクターのリストです。

Claudeに「tickers.txtというファイルにある全銘柄に対して、三役好転を判定して」と指示すれば、100銘柄でも200銘柄でも一瞬でチェックが終わります。

処理時間を短縮するための並列実行の指示出し

銘柄数が多くなると、一つずつ処理していては時間がかかります。そんなときは「並列処理を使って高速化して」とAIに伝えてみましょう。

複数の銘柄を同時に計算するコードに書き換えてくれるため、待ち時間が大幅に短縮されます。

ヒットした銘柄だけを抽出してレポート化する手順

全銘柄の結果を出すのではなく、「条件に合ったものだけ」をまとめたレポートを作らせます。

以下の手順でレポートを作成するよう指示します。

  1. 銘柄リストを順番にスキャン
  2. 三役好転しているものだけをピックアップ
  3. 最後に一覧としてまとめて表示

このように情報を絞り込むことで、本当にチェックすべき銘柄だけに集中できるようになります。

定期実行で「全自動アナリスト」を完成させる

ここまでの作業を、毎日手動で実行するのは面倒です。クラウドの力を借りて、あなたがPCを閉じていても勝手に動く仕組みを作りましょう。

無料で使える「GitHub Actions」というサービスを組み合わせる方法を解説します。

GitHub Actionsを使ってクラウド上で毎日自動スキャンする

GitHubというサイトに作成したプログラムを保存し、設定ファイル(YAMLファイル)を一つ追加します。これだけで、決まった時間にクラウド上のコンピューターがあなたの代わりにプログラムを動かしてくれます。

自分のPCの電源を切っていても、APIを通じてAIが働き続けてくれるため、まさに「不眠不休のアナリスト」を手に入れることになります。

cron構文で日本時間の市場クローズ後に実行を予約する

実行時間は「cron」という形式で指定します。例えば、日本の市場が閉まった後の夕方や、翌朝の市場が開く前などがおすすめです。

日本時間の夕方16時に動かしたい場合は、以下のような設定をAIに作ってもらいます。

on:
  schedule:
    - cron: '0 7 * * *' # UTCで朝7時は、日本時間で夕方16時

APIキーをSecretsで安全に管理する設定

GitHubにプログラムを置く際、APIキーをそのまま書き込むのは危険です。「Secrets」という隠し場所を使う設定にしましょう。

Claudeに「APIキーを環境変数から読み込むGitHub Actionsの設定ファイルを作って」と頼めば、セキュリティに配慮した安全な設定ファイルを生成してくれます。

設定項目内容役割
Schedule毎日16:00市場終了後の自動チェック
SecretsANTHROPIC_API_KEYキーの安全な保管
RuntimePython + Claude Code分析エンジンの起動

運用で失敗しないためのリスク管理とコスト対策

最後に、このシステムを使い続ける上での注意点をお話しします。AIは非常に便利ですが、盲信しすぎると不測の事態を招く恐れがあります。

長く安全に運用するために、以下のポイントを心に留めておいてください。

データの取得エラーや「だまし」に備えるための工夫

テクニカル指標には必ず「だまし」が存在します。三役好転したからといって100%上がるわけではありません。

AIに指示を出す際、「出来高の急増も条件に加えて」といった工夫をすることで、精度の低いサインを排除することができます。一つの指標だけでなく、複数の視点を持つようにAIをカスタマイズしていきましょう。

Claude CodeのAPI利用料金を安く抑えるパラメーター設定

Claude Codeは使うたびに少額のAPI利用料がかかります。毎日のスキャンで使いすぎないよう、AIへの質問回数を制限したり、モデルの選択(軽量版など)を検討したりしましょう。

「コストを最小限にするようにコードを最適化して」と頼むのも、賢い使い道の一つです。

投資判断の最終責任は自分にあることを忘れない

AIがどれだけ優れた分析をしても、最終的に「買う」というボタンを押すのはあなたです。AIはあくまで強力な「情報整理ツール」であり、あなたの判断をサポートする存在です。

AIが出した結果を鵜呑みにせず、ニュースや世界情勢と照らし合わせながら、最後は自分の意思で投資を行う姿勢が大切です。

まとめ:監視作業を自動化して戦略立案に時間を割こう

三役好転の自動検知システムを作るステップを振り返りましょう。

  • Claude Codeを導入し、対話形式でPythonスクリプトを生成する。
  • 一目均衡表の3条件を正確にAIへ伝え、ロジックを固める。
  • 通知機能を連携させ、チャンスを逃さず受け取れるようにする。
  • GitHub Actionsで、24時間365日の自動監視を実現する。

この仕組みができれば、あなたは「銘柄を探す」という単純作業から解放されます。その分、浮いた時間を使って「なぜこの業界が伸びているのか」といった深い分析や、資金管理の勉強に充てることができるはずです。

まずは気になる1銘柄の判定から、AIと一緒に始めてみてください。

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